毛周期は医療脱毛で重要視されるポイント
医療脱毛は比較的効果が高いとされていますが、それは医療的な知識があるからというだけでは無く設備も関係しています。
基本的には美容皮膚科などで行われる医療脱毛ですが、現在ではレーザー脱毛が主流です。
医療機関(クリニック)では無いエステサロンなどでは、本格的なレーザー機器は認可されていません。
ですから効果の高さにおいては美容皮膚科に軍配が挙がるのです。
医療的な知識、と言いましたがこれは「毛」についてどれほど認識が深いのかという点を指します。
体毛、毛髪でも構いませんがただやみくもにレーザーを撃っていたのでは、ダメージも気になりますし効率が悪いです。
お医者さんは脱毛においてあることを非常に重要視しています。
それは「毛周期」についてです。
この点を重視して計画を立てるからこそ、高い効果に繋がっているのです。
毛母細胞は「毛周期計画」を持っている
毛周期というものがあることをご存じ無い方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれこそが「上手い脱毛」のヒントなのです。
例えば、よく毛が抜ける時期があることに気が付くことは無いでしょうか?
ストレスなど外的要因で抜けることもあるますが、毛には自らが抜けることで新たに健康な毛を生み出させる力があります。
毛を生み出す細胞を毛母細胞と言うのですが、部位にもよりますがそれぞれの毛周期計画を持って活動をしているのです。
毛母細胞はもちろん生きた細胞ですが、毛自体も細胞と言えますから大きくなったり小さくなったりします。
言い換えると伸びたり縮んだり、となりますがこれは意外に思われるかもしれません。
実は毛には退行期という毛周期が存在し、少しばかり縮む時期もあるのです。
次第に退行は進み、離脱(抜け)をしていく訳ですね。
医療脱毛では「成長期のある時点」を逃さない
毛周期では、退行期の後にすぐに成長期が回ってくる訳ではありません。
一度、「休止期」を挟むことでその毛母細胞を休ませて元気を蓄えているのです。
農業に例えて言うと、その年その年に休ませる土地を作っておき、翌年にはより元気な作物を作ることに似ています。
毛はどこも満遍無く生えているのが自然にも思えますが、実はよく見ると全く生えずに休んでいる毛穴も存在しています。
あまりに自然なので気付きにくいですが、これによってちゃんとした人体の毛のバランスが取れているのです。
毛周期は体の箇所ごとに違っていますが、当然その箇所ごとに最適な周期で出来ています。
美容皮膚科での医療脱毛においては、確実に毛周期を把握して「成長期」中の絶妙な時点にてレーザーを撃ちます。
毛周期の中でも成長期を選んでいる理由は「最も毛に力がある時期」だからで、ここにダメージを与えれば一気に力を失います。
「出る杭を打つ」という言葉そのものですよね。